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◆骨体操(※1)・テニス体操(※2)を始めたその後◆ 2017.10

    ※テニス用語など分かりにくい点もあると思いますが、ご了承下さい。 

 

その後、時間を調整して、指導者講習会(※3)に参加させてもらいながら、骨体操とテニス体操を取入れた生活を始めると身体に変化が出始めました。 

 

骨体操は自宅で出来るので、夜寝る前に! 

身体が力まないように、身体を緩める事が自然と出来るようにする事を目指して骨体操を取入れていきました。 

 

自分で身体がどのように動いているか、どこが力んでいるかを意識して生活をしていると! 

私の場合、最初に首に力をいれて動き出す、常に首、肩に力をいれている、立っている時に股関節に力をいれて、右足に重心が片寄る立ち方になるなど、自分の身体の使い方のクセが分かってきました。 

 

腕の回旋や肩甲骨の体操を始めると、感じた事のない肘の痛みや肩甲骨周辺が左右ピンポイントで、針で刺すように痛くなる(突然チクチクされる感じ。) 

釣り合い歩行(※4) などを取入れると腰に鈍い痛みが出てきた。 

 

痛みが出たからやめるのでなく、体操を続けていたら...。 

 

毎日毎朝どんなに寝ても眠いのと、疲れとだるさが軽減され、足・顔の浮腫みが減り、動かすのが怖かった首が回るようになり、肩こり、頭痛も軽減、ふと気が付くと身体が以前より楽に動くと感じられるようになりました。 

それともう一つ、地味にウエストに変化(細くなって来た)が表れてきました。 

 

自分にとって動きやすい、楽な身体の使い方が同じ所に負担をかけ続けていたから首、肩、腰に不具合が起きていた事に気付く事ができました。 

 

「痛いのも、疲れるのもしょうがない」と、あきらめるのでなく、痛いのも、疲れるのも、それなりの理由がある事がわかりました。 

 

 ◆テニス体操を取入れて変わってきた事◆ 

 

骨体操とテニス体操を取入れていると、自分の動きやすい、楽な動きが身体に負担をかけていることに気付く事ができたのですが、なかなか指導された動きや、考え方を取入れる事ができませんでした。 

ボレーやストローク(※5)の練習をしながら身体の動き、使い方を何度も指摘をされました。 

 

その指摘された現象と原因

1.現象 動いてはいけないタイミングに左右どちらかに動く。 

  原因 相手がボールを打つ時点では、体を止めていなければいけないが、我慢が出来ず勝手に動いてし   

     まう。

2.現象 打球後、すぐに元の状態に戻れなく、構えに入る動作が遅い。 

  原因 ボールを追った後に、次への準備や構えが遅れ、自分の間で動いてしまい、全体の流れがおかし     

     くなる。

3.現象   ラケットの握り方(※6)を間違える。 

  原因   バックハンドグリップで握るべきところを、無意識にフォアハンドになり、なかなか直らない。

4.現象 腰の回転など下半身がうまく使えていない。 

  原因   身体全体の動きが悪く、腕、手だけを使ってボールを相手に返してしまう、いわゆる手打ちにな

       る。

5.現象 足の動きが途中で止まってしまう。 

  原因 ラリー中に動きをサボる癖がある。 

6.現象   ふとした瞬間に顔をさわり、髪の毛をはらうなど。 

  原因    プレー中にふと安心して、集中力が途切れてしまう。 

7.現象   ラケットを持っていない左の手のひらが、必要以上に上を向いて、さらに腕

              自体が勝手に持ち上がってしまう。

  原因 これが自分にとって大変重要なことで、首に力が入っていることに繋がっていて、無意識に首を   

     守ろうとしている。 

8.現象   ボールを届かないからと、最後まで追わない。 

  原因 途中で、届かない、失敗するかもと思うとあきらめてしまう。 

9.現象   ボールに触れた後ふらふらする。 

  原因 上体にいらない力が入り、足を踏ん張ることができず、バランスを崩してしまう。

 

私にはこの指摘された事をやっていると言う自覚がなかったので、指摘されればされるほど、頭が真っ白になり、何が違っているのか、何をやっているのか解らなくなり、意味もなくモヤモヤ気分になり、頭はパニックでした。 

 

何度も同じ所でつまずいていると、コーチに「頭を整理して、意識して、考えてみなさい」と言われました。 

 

頭を整理し、集中し、自分の身体の動きを意識して、取り組むと今まで指摘を受けて出来なかった身体の動きが出来て、スッキリしてきました。 

 

【その理由は何か?】 

1.何故出来なかったのか?=無意識(癖)で動いて、自分の間を作っている。

              その訳を十分に整理して考えられていない。    

2.モヤモヤは何故か?=自分が無意識(癖)で動いていると言う事を指摘されても納得がいっていない

            から?

3.何故出来たのか?=自分の動きを集中して意識して取り組み、気持ちを強くして、修正しようと意識し 

           た。その結果受け入れられ、それらをあきらめないよう集中できた。

 

◆最後に◆

今回テニスで身体を動かす、『テニス体操』を通じて、 

自分では、「何で、出来ているのに、やっているのに」と思っていた事が、 

他の人からみたら、「全然出来てないし、やっているように見えない」と言う事に気付きました。 

体操を始めた頃にコーチに「テニスは普段の生活が心・身体・動作にもすべて現れます。」と言われた事を思い出し撃沈しました…。 

色々と当てはまることはありますが、その中でも… 

『あ~、今まで痩せなかったのはこのせいか、サボっていたのかぁ⤵((+_+))』と! 

 

骨体操・テニス体操を始めた時に比べて、自分の考え方・感じ方の変化し出した頃から、心も身体もスッキリしはじめました。 

 

今回このように、身体を動かしながら、自分と向き合う(心と身体)機会を作ってもらえた事に感謝しております。 

 

今後も心と身体の変化を感じられるように、続けていきたいと思います。

 

【訳註】

(※1)骨体操は、野中コーチが考案された(弛動流体術)を参考。

  (トロポスhttp://tropos.wixsite.com/tropos/blank

(※2)テニス体操は、道具(テニスラケット)を使って、身体が力まないように、自分の身体を意識して動かす。野中コーチ考案で、身体

   にやさしいプレーを目指している。

(※3)指導者講習会は、昨年から地元のテニス関係者に対して、東京からコーチ陣に来て頂き、指導者用の講習会を定期的に行ってきまし

       た。

(※4)『動く骨(コツ)』 参考文献218ページ参照

(※5)ボレーは、ネット近い位置で空中のボールを捕える動作で、動きの俊敏性が必要。

       ストロークは、基本的に地面に一度バウンドさせて打つ動作で、タイミングを取ることが難しい。 

(※6)右利きの人が体の右側で打つフォアハンド、その反対のバックハンド、ボレーなどそれぞれに適した握り方があり、握り変えなど

       慣れが必要。

 

【参考文献】 

『動く骨(コツ)』参照 栢野忠夫(著) スキージャーナル社  2005年1月12日初版

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